HPの制作や運用をしているWEBディレクターのみなさん、「価格改定したので、HPの金額を変更してください」という依頼、よく来ませんか?
修正そのものより大変なのが、修正後の「ちゃんと全部直っているか」のチェックですよね。今回は、そのチェックを楽にするために作った「価格反映チェッカー」をご紹介します。
価格改定チェックのあるある
価格改定のチェックは単純作業に見えて、実は見落としが起きやすい作業です。よくあるのはこんなケースです。
- 新しい価格表がLINEやメールの文面でバラバラに届く
- クライアントは「8500円」、HPは「¥8,500」と、表記が違って見比べにくい
- 品目が多く、1つずつ目で追ううちにどこまで見たかわからなくなる
- 1か所だけ、別の商品の金額がそのまま入っている
- 新しいリストからなくなった旧メニューが、HPに残ったままになっている
特に最後の「消し忘れ」は、新しいリストを見ながらチェックしても気づけません。リストに載っていないものは、そもそも目に入らないからです。
AIでチェックするときに気をつけたいこと
最近は「ChatGPTやClaudeなどのAIに、価格表とページを貼ってチェックしてもらう」という方も多いと思います。とても便利ですが、仕事で使うなら知っておきたいポイントが3つあります。
1. 利用量(トークン)を消費する
AIは、読み込んだ文字量に応じて「トークン」という単位で処理量を数えています。無料プランや定額プランには利用量の上限があり、長い価格表やページ全文を貼るとその枠を多く使います。APIで使う場合は、トークン量に応じて料金がかかります。チェックのたびに使うと、意外と積み重なります。
2. 入力した内容は外部のサービスに送られる
AIに貼り付けた内容は、サービス提供会社のサーバーに送信されます。サービスやプランの設定によっては、入力内容がAIの学習に使われる場合もあります。多くのサービスでは設定で学習をオフにできますが、公開前の新価格はクライアントの社外秘情報です。会社やクライアントの規定で、AIへの入力自体が禁止されていることもあります。
3. AIも読み間違える
AIの回答は、見落としや読み間違いがゼロではありません。品目が多いと、一部を飛ばしたり、別の品目と取り違えたりすることがあります。
※データの扱いはサービスやプランごとに異なり、変更されることもあります。利用前に、各サービスの公式の規約や設定をご確認ください。
作りました「価格反映チェッカー」
価格反映チェッカーはこちら:https://shamham.net/price-checker/
価格反映チェッカーは、クライアントから届いた正しいリストと公開中のHPのテキストを貼り付けるだけで、ズレを一覧にしてくれるツールです。AIは使っておらず、照合はすべてお使いのブラウザの中で行います。そのため、利用量を気にせず何度でも使えて、貼り付けた内容がサーバーに送られることもありません。
チェックできるのは、次の5つです。
| 判定 | 内容 |
|---|---|
| 金額違い | HPの金額に赤の取り消し線を引き、正しい金額を横に表示 |
| サイトに未掲載 | 新しいリストにあるのに、HPに見つからない品目 |
| 消し忘れ | 新しいリストにないのに、HPに残っている品目 |
| 表記の不統一 | 他は「¥8,500」なのに1か所だけ「8600円」になっている、など |
| 品名の違い | 「サイプレス2017」と「サイプレス2020」のような違い |
「8500円」と「¥8,500」のような表記の違いは、同じ金額として扱います。「グラス880円 フルボトル4620円」のように1品目に複数の金額があっても、「グラス」「フルボトル」を区別して照合します。
チェック結果は、クライアントにそのまま送れる報告文としてコピーできます。
使い方は3ステップ
- 左の「正しいリスト」欄に、クライアントから届いたLINEやメールの文面をそのまま貼り付けます。金額のない行(「グラスワイン白」など)は見出しとして扱われます。
- 右の「サイトのテキスト」欄に、修正後のHPのテキストを貼り付けます。ページを開いて全選択(⌘A / Ctrl+A)してコピーすればOKです。
- 「チェックする」ボタンを押すと、結果が一覧で表示されます。
初めての方は、「サンプルを読み込む」ボタンを押すと、実際の動きを確認できます。
ブックマークレットでさらに時短
ツール内の「ページ文字コピー」ボタンをブラウザのブックマークバーにドラッグして登録しておくと便利です。チェックしたいページでクリックするだけで、ページ全体の文字がコピーされます。
ご利用上の注意
- 金額は「円」または「¥」がついているものを読み取ります。数字だけの金額は読み取れません。
- 「型番×部品」のような表形式の価格表には、まだ対応していません。
- タブやアコーディオンで隠れている部分はコピーされないので、開いた状態でコピーしてください。
- チェック結果は確認作業の補助を目的とした目安です。最終的な確認は必ずご自身で行ってください。本ツールの結果に誤りがあった場合や、利用により生じたいかなる損害についても、責任を負いかねますのでご了承ください。
まとめ
価格改定のチェックは、地味だけど間違えられない大事な作業です。価格反映チェッカーは、利用量も情報の送信も気にせず、何度でも気軽に使えます。目視チェックの前の「一次チェック」として使うだけでも、見落としをぐっと減らせるはずです。
同じ悩みを持つWEBディレクターのみなさん、ぜひ使ってみてください。
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