「AIに聞いても、うちのお店が出てこない」
最近、お客様からこんなご相談をいただきました。
「AIに『この辺りでおすすめのお店は?』と聞いたら、大手チェーンばかり出てきて、うちのお店が出てこないんです」
Googleで検索する代わりに、ChatGPTやGeminiなどのAIに「近くでおすすめのお店は?」と聞く人が増えています。AIが答えるのは数店舗だけ。そこに名前が出なければ、お客様の候補にすら入れません。
この記事では、AIがどうやってお店を選んでいるのか、そしてホームページで今すぐできる「AI対策」をわかりやすくご紹介します。
AIは「ネット上の評判」を集めてお店を選んでいる
AIは、インターネット上にある情報をたくさん読んで、「この地域で評判が良さそうなお店」をまとめて答えています。主に参考にしているのは次の3つです。
- Googleマップの口コミ:件数や評価、書かれている内容
- 紹介記事・比較サイト:「○○市のおすすめ店5選」のような記事に店名が載っているか
- お店のホームページ:何のお店で、どこにあり、どんな強みがあるかがはっきり書かれているか
口コミが多いだけでは選ばれない
実際に調べてみると、Googleマップの口コミが地域でトップクラスに多いお店でも、AIのおすすめに出てこないことがあります。逆に、口コミがずっと少ないお店がおすすめに出てくることもあります。
比べてみると、AIに出てくるお店は、紹介記事に「店名」で何度も載っていました。つまりAIに選ばれるには、「良いお店であること」だけでなく、「それがネット上で伝わっていること」が必要なのです。
その土台になるのが、お店自身のホームページです。
※ AIの答えは、質問の仕方やタイミングで毎回変わります。「必ず1位に出る」ようにする方法はありませんが、出てくる確率を上げることはできます。
AI時代に必須なHPの設定5つ
① タイトルと説明文に「地域名+業種」を入れる
ホームページのタイトルは、AIやGoogleが「何のお店か」を判断する一番大事な場所です。お客様が実際に使う言葉を、前半に入れましょう。
| タイトルの例 | |
|---|---|
| 惜しい例 | □□屋|こだわりの品質と丁寧なサービス |
| 良い例 | ○○市の△△専門店なら□□屋|口コミ評価4.8 |
よくあるのが、店名に入っている地名(「○○西店」など)だけで済ませてしまうケース。お客様は「○○市」のように市の名前で探すので、その言葉を入れることが大切です。検索結果に出る説明文も、「全国対応」のような広い表現より、地域名・駐車場・近隣の市町名を入れた方が地元のお客様に届きます。
② 口コミの実績をホームページに書く
Googleマップで良い口コミをたくさんもらっていても、ホームページに書かれていないことがよくあります。「Googleの口コミ200件以上・評価4.8」のように数字で書くと、AIにもお客様にも「評判の良いお店」だと伝わります。
件数は増えていくので、「213件」ではなく「200件以上」と書いておくと更新の手間がかかりません。
③ 「よくある質問」を充実させる
AIに質問する人は、「駐車場はある?」「予約は必要?」のように、話し言葉で聞きます。ホームページに同じ形の質問と答えがあると、AIがそのまま参考にしやすくなります。
書き方のコツは2つです。
- 回答に毎回「店名」と「地域名」を入れる(その一文だけ抜き出されても伝わるように)
- 回答は2〜3文で短く
Q. 駐車場はありますか?
A. □□屋 ○○店には無料駐車場があります。スーパー△△のすぐ隣、青い看板が目印です。
質問は、お客様が実際に電話や店頭で聞いてくることをそのまま使うのが一番です。
④ 構造化データ(店舗情報タグ)を入れる
構造化データとは、店名・住所・電話番号・営業時間などを、AIやGoogleが読み取りやすい形でページに埋め込む仕組みです。画面上には見えませんが、「このページは○○市の△△店です」と機械に正確に伝えてくれます。
制作会社に「店舗情報の構造化データは入っていますか?」と聞いてみましょう。Googleの「リッチリザルトテスト」でも確認できます。
⑤ 店名・住所・電話番号の表記をそろえる
ホームページ、Googleマップ、口コミサイト、Instagramなどで、店名や住所の書き方がバラバラだと、AIが「同じお店」だと判断しにくくなります。
- 「□□屋 ○○店」と「□□屋○○」が混ざっている
- 住所の「1-2-3」と「1丁目2番3号」が混ざっている
- 古い電話番号が残っている
一度、自分のお店の名前で検索して、どこにどう載っているか確認してみましょう。
やってはいけないこと
特典と引き換えに口コミをお願いする
「口コミを書いてくれたら割引」「口コミでプレゼント」といったキャンペーンは、Googleのルールで禁止されています。見つかると、せっかく集めた口コミが削除されたり、Googleマップでの表示が下がったりする恐れがあります。
口コミをお願いすること自体は問題ありません。ご利用の後にQRコードをお渡しして、特典なしでお願いしましょう。
Googleの口コミ評価を「星マークのタグ」で自社サイトに入れる
ホームページの画面に口コミ評価を書くのは問題ありません。ただし、検索結果に星マークを出すための構造化データとして自店の評価を入れるのは、Googleのルールで対象外です。入れても星は表示されないので、画面上の表示だけにしましょう。
地域名を不自然に詰め込む
「○○市 △△ ○○市 △△店 ○○駅 △△…」のように言葉を並べるだけの文章は、逆に評価が下がります。地域名は、お客様が読んで自然な文章の中に入れましょう。
うちのHPは大丈夫? AI対策チェックリスト
- トップページのタイトルに「市の名前」と「業種」が入っている
- 検索結果の説明文が、地元のお客様向けの内容になっている
- Googleマップの口コミ実績を、ホームページに数字で書いている
- 「よくある質問」に、お客様が実際に聞く質問を載せている
- 店舗情報の構造化データが入っている
- ホームページとGoogleマップで、店名・住所・電話番号が同じ表記になっている
- 特典付きでGoogleの口コミをお願いしていない
まとめ:AI対策は「お店の良さを正しく伝えること」
AI対策といっても、特別な裏技があるわけではありません。「どこの、何のお店で、どんな評判があるか」を、ホームページではっきり伝えることが一番の近道です。そしてこれは、そのままGoogle検索の対策にもなります。
チェックリストで当てはまらない項目があった方、「自分のホームページがどうなっているかわからない」という方は、お気軽にご相談ください。現状を確認して、お店に合った対策をご提案します。
ご相談・お仕事のご依頼は、お問い合わせフォームよりお願いいたします。


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